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30年の挨拶 3

釧路川の再生を目指している釧路シャケの会。そこには、『釧路の自然』に対する熱い想いがあったのです。

自然に対する恩返しをしていかなければ
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 私は釧路に住んで3代目なんです。祖父の代が滋賀県から移住してきたんですね。父親の世代までは、「故郷に錦を飾りたい」という意識があったんじゃないかな。例えば、釧路の漁業で稼いで出身地にお金を落とす、というような。それが無くなったのが私達の第3世代からだと思います。子どもの頃は今のように、おもちゃや遊び道具がある時代ではないので自分たちで遊びを作っていました。春採湖周辺が遊び場で、木登りをしたり。木の上に登るっていうのは一人ではできないんです。年上の子が先に登って、手を掴んで引っ張りあげるとか、年上の子が下の子の足の裏を支えてあげるとか。協力しあうことによって、日ごろ見慣れた景色とは違った景色が見えるわけですよね。達成感があるし、降りるときは登るときよりもっと危険なので慎重じゃないといけない。お互いに協力しあって、遊びの中でいろんな能力が成長していく、大事な遊びなんですよ。子どもは、自分がどういうことをできるのか確かめるチャンスが必要だし、子どもが持っている能力を受け入れてくれるのが自然。釧路の自然環境はそういうことができるはずなんですが、釧路の子どもも東京の子どももゲームで遊んでいる時間が同じだとしたら釧路を生きていないということ。釧路を生きられる、そういう環境を整えていきたいですね。
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私は以前に北大通で店を構えていたんですが、今たまに北大通を歩くとさみしいですね。例えば、出雲や京都などの歴史ある街は出雲大社や金閣寺などがあるので、歩いているだけでいろいろな歴史を学ぶことができる。じゃあ、釧路の街を歩いているだけで感じることはなんだろうと。『自然が豊か』ということを実感してもらえれば、他の地にはない魅力ができると思うんです。車で30分も走れば釧路湿原など自然が豊かな場所に行ける。それも財産ですが、生活のど真ん中の日常生活に繁栄した自然があると魅力的な街になれるのではないでしょうか。街中の釧路川には白鳥が来ませんが、戦前には来ていたそうです。その白鳥を呼び戻せたら。そして、北大通の中心に木を植えたら、リスがそこにくるかもしれない。これはあくまで例えばの話ですが。そうすると日本に釧路という街があって、ここは自然と人間が非常にいい関係ができていると世界に発信できますよね。ここで何が大事というと、『自然に対する恩返し』なんです。
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by wakan55 | 2014-05-31 21:27  

30年の挨拶2

釧路川にシャケを呼び戻したい、そしてそれが釧路の人と自然が共生する第一歩…では、『シャケの会』の活動内容とは?そしてこれからとは?

シャケが釧路川に
たくさん帰ってくることを願って
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 『シャケの会』というと、シャケの稚魚を育てている物好きな人たちと思っている人もいると思います(笑)。私たちの活動の原点は、地方が持っている自然環境とどうマッチした文化を作っていくか、そういう仕組みを作っていく第一歩としてシャケの子を育ててみませんか、ということなんです。イクラを丼で食べるとあっという間ですが、これを育てていけば…そしてこの子どもが4年経って大きくなって帰ってきて産卵するとすれば、1匹が2,500匹に増えるんです。ちなみに、イクラは一腹約2,500個入っているんですよ。シャケが釧路川に帰ってきて、釧路の人たちの命を支えてくれているんだと感じてもらいたいですね。放流するだけでなく、大漁も私たちの願うところです。
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11月11日。十一十一で土ふたつ、魚偏を付けて『鮭』の語呂合わせです。昨年からこの日をシャケの日として、新釧路川にあるシャケの捕獲場まで歩こう、というイベントを企画しています。岩保木水門から下流に向かって2キロほど歩くので、往復4キロ。ちょっとしたハイキングですね。11月なのでもう遡上は少なくなっていそうですが、捕獲場ではどんな仕事をしているのか見学する価値はあると思います。興味を持っている方はもちろん、シャケを育てたことがある経験者の方、深まった秋の湿原を歩いてみたい人など様々な方に参加してもらいたいですね。これからも『釧路シャケの会』の活動を通して、釧路川の再生による新しい街づくりを目指していきたいです。
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by wakan55 | 2014-05-26 11:28  

30年にわたっての応援に感謝いたします。

ふるさとを大事に思い、力添えを惜しまない皆様のご理解、ご協力の中、釧路シャケの会は本日第30回目の「シャケ稚魚の放流式」を迎えることができました。改めて心から御礼を申し上げます。

この機会に今一度、私たちの思いを申し述べたいと思います。
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釧路の『母なる川』の再生を目指して

 『釧路シャケの会』は今年で活動30年になります。発足のキッカケは当時釧路で行われていた、釧路100人委員会に参加したこと。そこで「釧路川でシャケ釣りができれば、釧路が元気になる」と、同じく参加していた丹頂の写真家の林田さんと意気投合しまして。それが始まりです。会のシンボルマークに『空に丹頂・川にシャケ』と記載されているんですが、これは〝命は繋がっている〟という象徴なんです。丹頂だけを、シャケだけを大事にしようというのではなく、命を終えたシャケを丹頂が食べて命をつないでいく。そういう自然の循環を大切にして、釧路湿原で丹頂とシャケが共に生きていける、そんな環境にしていけたら。
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それには、釧路川の再生が大事なんですね。大昔から川は人の生活には無くてはならないもので、食料としての魚や飲料水、その他に運送路としての働きも。釧路の街ができたのも、釧路川があったからでしょう。しかし『母なる川』と親しまれながら、現在は仮死状態に陥っていると言えます。それは、昭和6年に治水対策のため岩保木水門を作って川の流れを変え、元の釧路川の流れが止まっているから。岩保木水門は完成してから80年以上、一度も開かれたことがなく、分岐点付近の川底は干上がってしまっているんです。ここに本来の流れを取り戻したい。それには、ふるさとを懐かしみ帰ってくるシャケの存在が不可欠だと考えました。それに岩保木水門に魚道ができれば、間近でシャケの遡上をみることができるようにもなるんです。現在は釧路湿原でシャケの天然産卵がないんですね。待っているだけではダメだ、この場所に住む私たちでシャケを育て川に戻すのが釧路川を再生させる第一歩。そして、いずれは釧路湿原でシャケの天然産卵を、という思いでシャケの里親運動を始めました。毎年1月の中旬から里親募集をして、5月5日のこどもの日に放流式を行います。シャケの里親になるということは釧路ならではの体験ですので、ぜひ参加していただきたいです。これまでに千人を超える方に参加していただきまして、放流式ではシャケを育てた方たちが「うちの方が大きい」など楽しそうに話していますよ。子どもたちにも、小さな命の大切さを伝えることができるのではないでしょうか。釧路は湿原が背中にあって、目の前に太平洋があって、それを釧路川がつないでいる。そういう環境を活かして日常の中に自然を呼び込んで、人と自然との共生ができればと考えています。
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by wakan55 | 2014-05-23 11:07  

祝辞をいただきました。

第30回釧路シャケの会放流式を祝して
 
NPO法人くしろ・わっと 
理事長 小林友幸

 釧路シャケの会が釧路川に稚魚の放流を始めてから30年、会のみなさんが地道な活動をこれほど長く続けてこられたことに深く敬意を表します。
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今から30年前というと、私は久寿里橋から幣舞橋に至る釧路川左岸エリアにある城山商店会の青年部に所属していました。当時城山の青年部は30代から40代の血気盛んな若者が30人ほど集まっていましたが、地域のまちおこしのために大きな催事をやろうということで話がまとまり、鶴ヶ岱公園を舞台に一大イベントを実施することになりました。これが“くしろコスモスフエア”で、第1回目の開催がこの年の10月、以後12年間釧路の秋を飾る“花と食と音楽”の祭典として、地域おこしの役割の一端を担うことになりました。このころ、私たち青年部のよきお手本であり、兄貴格であったのが、ぬさまい公園で“千灯祭”を行っていた橋南青年会でした。当時、市内には橋南、城山のほかにも新富士、白金、鳥取に青年部があり、この年の4月に敷島商会で青年部の合同交流会がもたれた記憶があります。自分らが生活する地域のために、まちのために何かをしなくては、という気運が高まりつつあった時代、それが今から30年前の昭和61年であったと感じています。
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平成元年にはフィシャーマンズワーフMOOが出現、幣舞橋かいわいの彩も大きく変化していきます。近年は上流の旭橋に至る両岸の堤防に散策路が造られ、岸壁も整備され、釧路川下流域は市民や観光客の憩いの場として親近感を持たれてきています。
この釧路川への親しみは、また、子どもたちや市民が卵から稚魚を育て、毎年5月5日にMOO岸壁から太平洋の海原に向けて、その稚魚をとき放ってきた長い歴史に培われて、育まれてきたものともいえます。
幣舞橋かいわいの素晴らしい景観と夕日を背景に、思う存分釣りができ、舟遊びも楽しめる川、釧路湿原の太古の流れが街中をゆったりと下って太平洋に注がれてゆく川、そしてサケの稚魚たちが大きく育って戻ってくる川、そういう川の復元のために、私も釧路シャケの会の皆さんとともに、これからの活動の歴史を刻んでいきたいと思います。
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by wakan55 | 2014-05-17 08:57  

祝辞をいただきました。

「釧路川」
釧路カヌー連絡協議会 会長 岩渕鉄男

 釧路シャケの会が30年の歴史を重ねられたことに、心からお祝いを申し上げます。
小杉代表を中心に、シャケの放流事業を続け、また、釧路川の名称復活、岩保木水門の通水に向けて努力されてきたことに敬意を評します。様々な団体が出来ては消えていく、そんな繰り返しの中で30年の重みは尊いものがあります。
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 30年前と言うと、釧路湿原の国立公園指定に向けて運動の盛り上がりを見せた頃だと思います。同時に一般市民にも釧路湿原が身近に感じられ、カヌースポーツなどを通して、アウトドアブームに火が付いた時期ではないでしょうか。そんな時代背景の中、いち早く、母なる釧路川にシャケを還すのだと言う、小杉さんの呼び掛けは響きました。
 私がカヌーを始め、湿原のとりこになったのも、そんな時代でした。個々に楽しんでいた人たちがグループを作り、その後、連絡協議会へと発展していきました。1987年に釧路湿原が国立公園の指定を受け、1990年に私の所属する釧路パドラーズが発足しました。その翌年1991年には市内の6カヌークラブがカヌーのマナールール求めて、釧路カヌー連絡協議会を誕生させたのです。そして、1993年にはラムサール会議が、正にシャケの会と重なる時代を楽しんできました。
 釧路カヌー連絡協議会ではホームリバーへの恩返しで、春のシーズンインと、秋のシーズンアウトに合わせて、年2回釧路川のカヌー清掃を実施してきました。この6月で47回目の清掃を迎えます。スタートした頃はテレビ、冷蔵庫、ソファーなど大型ゴミが驚く程出てきたものでしたが、近年はマナーも向上しゴミ量も少なくなったと感じています。
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 家族で楽しんできたカヌーも、子供たちの成長と共にめっきり少なくなり、年2回の清掃と来客を案内しての釧路川下り程度になってしまいました。
釧路川の全長は154k、釧路の市外局番0154と覚えてください。私は夏休みに小3の息子を伴って、全コース川下りに挑戦したことがあります。カヌーの時速は7~8k、2泊3日の日程でキャンプを張りながらの冒険旅行でした。天気にも恵まれ貴重な思い出になっています。私のところにはカヌーが沢山ありますので、一緒に清掃事業に参加しませんか。もっともっと地元の人にも触れて欲しい大切な釧路川です。
最近は加齢と共に健康にも気配りをして、ウオーキングに汗しています。コースは何通りかあるのですが、一番のお気に入りは釧路川沿いを歩く、釧路川コース。材木町の葵建設の裏にカヌーステーションが有り、駐車場も整備されています。ここをスタートし、幣舞橋に足を進め、末広町側の対岸を通り、旭橋を渡りゴールへ。写真を撮りながら、ゆっくり歩く50分程度のコースで、足元は弾力性のあるウオーキング道に整備され、スタート地点の公園には様々な健康遊具も置かれています。早朝の散歩も気持ちが良いですが、幣舞橋に夕日が落ちる時間に合わせて歩くのもお勧めです。湿原域とは違った釧路川を体感できるのではないでしょうか。綺麗に整備された、このコースも市民の認知度が低いのではないでしょうか。身近な健康コースを体験してください。
最後に細岡の水門が開かれ、MOOの横まで川下りを楽しむ、通水により釧路川に命を与える。そんな思いが現実の話しになる様に期待を込め、シャケの会の更なるご活躍をお祈りいたします。
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by wakan55 | 2014-05-12 19:39  

放流式のスナップ

毎月11日は(イオン・釧路店)でイエロー・レシートの日です。レシートをぜひシャケの会のポストにお願いします。
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by wakan55 | 2014-05-10 21:43  

2014年の放流光景

北海道新聞5/8釧路版
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釧路新聞5/6
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アメリカからのお客さん
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by wakan55 | 2014-05-08 20:13  

フレッシャー・スタート

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by wakan55 | 2014-05-06 09:28  

今日は5/4だ。

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旅たち、自由、緊張。
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by wakan55 | 2014-05-04 10:17  

お知らせ

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by wakan55 | 2014-05-03 08:54