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人もラッコも水辺に集う。

岩保木水門の現状をみんなで考え見てください。』

 釧路川は、昭和6年から岩保木水門で水の流れが止められています。さらに水門が老築化して、平成3年に新水門もできましたが、今日まで1回も岩保木水門は、開いたことがありません。
昨年の9月に私はある会の行事で、岩保木水門から、釧路町のコミュニティーセンターまで歩いてみました。道なき道を歩きながら、80年間流れていない釧路川周辺は、低層湿原が広がりのんびり時をすごしているのか、のどかで静寂であり、ゆったりと存在感のある姿を目にすることが出来ました。

ここに本来の流れを釧路川が取り戻すことができるならば、源流から河口までたっぷりカヌーが楽しむことが出来まし、岩保木水門から河口までは、初級コースとしては最適ですし、雄大な低層湿原の中をのんびり降りてくることが出来ます。ちょうど釧路の夕暮れを、幣舞橋の下から見える夕陽がさらにグレードアップしてくれます。また岩保木水門に魚道ができれば、シャケの遡上も身近にみることが出来ますし、標津や帯広近郊までわざわざ見に行くこともなくなります。
 さらに街の真ん中を流れる川ですので、漁協や市役所の方々と連携して、シャケ釣りができる可能性もあります。キッチフレーズは『ネクタイをしてシャケ釣を釣ろう』です。リバーサイドも徐々に整備されてきていますし釧路の活性化には、釧路川の流れを取り戻すことが必要なのです。
 
 しかし漁業者の方は、漁業への悪影響がでて漁業者の生活への影響が心配と反対しています。漁業者や行政の皆さんで作っている『釧路水産用水汚濁防止対策協議会』では、平成11年に釧路川の『流況調査』・『生物調査』・『水質調査』・『底質調査』を実施いたしました。調査をした北大の先生方も課題は多少ありますが、通水しても問題はないかという結論が出たように思います。
釧路開発建設部や釧路土木現業所も通水に関しては、市民の皆さんの同意があれば、工法的には問題がないとのことでした。しかし漁業への影響に関しては、実際開けてみないとわからないので、現状のままで推移した方がベストであるとの結論でした。

 今釧路川に突然現れた『ラッコのくーちゃん』 のおかげで、MOOのクーちゃんパン、ストラップ、ポストカード等々、テレビの全国ニュースにもなり、市民の皆さんも釧路川を毎日のようにのぞきに来ています。街づくりの講演や商店街の皆さんが何十年努力した成果より、ラッコのくーちゃん効果の方が爆発的です。また動物園では、ツヨシ騒動や、タイガとココアへの全国からの支援が話題となっています。ラッコのクーちゃんは、暖かくなると釧路川から、千島列島の方に帰っていってしまうと思います。釧路市民の皆さんが、毎日ラッコのいる釧路川を見に来てくれている時ですので、知ってもらいたいのです釧路川が流れていないという事を!

もし釧路川の流れが取り戻せたら、漁業者の方々が心配している、シャケやシシャモの漁には悪影響でなく、好材料になるとの調査もありますが、実際に岩保木水門を開けてみなければ結論がでないことです。もし影響があれば、漁業者の皆さんの生活にも問題が生じます。
 私一人の力では何も出来ないかもしれませんが、釧路市民に呼びかけて毎日魚を食べるように努力しますし、ドンパクではサンマも買います、シャケも買います、シシャモも鵡川ではなく釧路産を買う運動も一生懸命やります。
 漁業関係の皆様、釧路の活性化、今後の釧路のために、今話題の母なる釧路川をよみがえらせてください
釧路川が呼吸をし始めると、釧路の街が元気になります。釧路をいままで育ててくれた母なる釧路川・・・・・・・・釧路いろいろな恩恵をもたらすことは確かと確信しています。
                                         
                                                     ホジ君の独り言より

   
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by wakan55 | 2009-03-25 21:08  

約束の彼岸嵐

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約束どおり「彼岸雪」が来ました。もっとも、今年は霙でもなく(雨)になりましたが。
この雨が来ると湿原の水温も上がって来るようです。今まで水底に沈んでいたいろんな成分が水中に浮遊してくるので
浄水場も冬期間よりも多くの浄化剤等の薬剤を水道水に使うようです。
これからは汲み替えようの水は、汲み置きしておいた物を使うようにしてください。
冬期間は水の中の汚れ成分は沈んでいたのですが、これから暖かくなってくると沈んでいた物が浮かんできて
見た目に水が汚れているように見えます。釧路川の水もこれまでは割りと澄んでいましたが、これからは多少茶色になってくると思います。
水温の変化と、水質の変化がせっかくなじんだ(クーちゃん)の逗留にどう影響するか、見守って行きたいものです。
せっかく釧路川に耳目が集まっているのですから、このパワーを釧路川の再生に生かすことに努力したいものです。
一過性のものと考えるのは脳が無さ過ぎます。
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by wakan55 | 2009-03-22 21:55  

~川~ 川~川~川~

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さびていない電池で、まだましだった、というのが率直な印象です。
これが、ゴム長靴だったり、軍手ゃロープの切れ端、ビニールの広がった物だったりしたら、名の売れた分だけ反動・反感も大きかったろう、と思います。
地元が思っている以上によそからの釧路川に対する印象はいいものになっているようです。
まさかこの川が流れの止められている川だ、ということは想像しないでしょう。
今回の出来事をきっかけに速やかに釧路川が、故郷として誇れる本来の川に再生されるべきでしょう。

丹頂が尊いのではない。丹頂が生息できている釧路湿原が尊いのだ、というのが1993年のラムサール条約釧路会議での約束事です。
この考えに従えば、クーちゃんだけが大事なのではない。クーちゃんが成長できる環境としての釧路川がいいところなのだ、といえるでしょう。
一頭の野生の哺乳類が街中に現れた意義を一過性として理解するのではなく、まじめに理解していきたいと思います。
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by wakan55 | 2009-03-21 23:25  

シャケの会で学んだこと。

 
『北の生態系、シャケと釧路湿原と食物連鎖について』
                      釧路専門学校介護福祉専攻科  2年 角田  陽


『命も凍るといわれている冬の釧路。この寒さがあるからこそ育つ命があるんだ』
という言葉を元に釧路の寒さと一つの命が育つ環境の影響とその命のサイクルについて考えてみる。
釧路シャケの会では、シャケの稚魚が釧路湿原で自然産卵できる状況を作り、川と湿原の食物連鎖を作り上げる事を目標にしているという。
実際に釧路シャケの会では、24年間も稚魚を育て、家庭や学校など様々な場で飼育してもらい放流するという運動を行っていて、さらに釧路川を復活させるべく活動を行っている。

そもそもここで食物連鎖という言葉に、何故つながるか、から考えてみる事にする。
食物連鎖とは、生物群集内での生物の捕食・被食という点に着目し、それぞれの生物群集における生物種間の関係を表す概念である。
基本的な生物の性質として、人もシャケも自分以外の生物を利用して生きており、典型的な利用方が捕食なのである。また生物の栄養供給の形は、食う・食われる形だけでなく寄生関係による食物連鎖や、植物遺体からなる腐食連鎖・生食連鎖などがある。ヒトは地球上で食物連鎖の頂点にいること、またシャケも川や海で捕食し、被食され、体内にはアニサキスやサナダムシ等の寄生虫を飼い、食物連鎖で大きな役割をもっているのである。

次に釧路湿原という視点から見ると、川や湿原にコケなどがあり、有名なタンチョウや日本最大の淡水魚のイトウやキタサンショウウオと、多くの鳥類や希少な動物・自然が残る場所でもある。釧路シャケの会の合言葉でも、「空に丹頂、川にシャケ」とうたっており、いかに釧路の生態系を語る上で重要かがうかがえる。    
そして釧路シャケの会も参加している、『釧路湿原自然再生プロジェクト』の自然再生事業が行われている。
主な事業として、湿原上流部に当たる地区で、釧路川を再蛇行させて自然環境の復元を図る事業や生態系の復元が行われている。

それが森林・湿原・河川・湖沼とつながるからであるが、何故湿原ですべてがつながるかを考えるとさらに生態系の話につながってくる。
ある一定の区域に存在する生物と、それを取り巻く非生物的環境をまとめて一つの閉じた、一つの系と
みなすのだが、それぞれの生態系は、海や川などで分離されている事が多いが、湿原を考えると、回遊魚のシャケが海や川を行き来し、タンチョウが別の地から空を渡りやってくる。
大きなスケールでとらえる事ができるが、その生物群の関係がこわれるとどうなるか。

生態系における生物群は、生物環境と共にバランスのとれた関係であるが、食物連鎖の上位であるタンチョウがいなくなったり、新たな環境因子や生物種の導入が起こるとすれば、著しい環境の変化が起こり生態系の崩壊や在来種の絶滅などの原因となるのである。
現にブラックバスやザリガニの問題なども、外の地域で起きているので無視できる問題ではない。
そこでシャケがいなくなるとどうなるかを考えると、生態系に変化が起こるのは間違いないだろう、
川で産卵を終え寿命が尽きるシャケは、冬を向かえる生物にとっては死んでもなお、かっこうのえさなのである。
さらに飼育時にたまる水槽の泡でさえも、自然界の中では食物連鎖の一環なのである。
湿原内だけでも重要性がうかがえるが、海岸の岩礁の環境など湿原の森は、海にまで影響するのである。
湿原内の森や植物は、消費者の餌となる他、自身が養分となり、ふたたび生産者のもとに戻るが、養分の一部は、川を下って海に至り、海において海草や海藻の栄養となるのである。稚魚として湿原内で育ち、海で捕食されるシャケも、海の海草を食べる魚類たちにとって同様の関係性があると思う。
海はそもそもが陸とくらべると、無機塩類などの供給が制限されているので、陸上からの流入
は貴重な存在なのである。こうして育った魚の一部が地上の動物や鳥類のエサとなり、陸上の生態系へ運ばれて、さらにはその糞や死骸が森や湿原の栄養になるのである。
海の生態系と陸(湿原)生態系のつながりがわかり、シャケの湿原や海、北の地での重要性が分かるのである。森と海の間で、生命のサイクルによって行われる物質循環の在り方、仕組が理解できる。
なので、シャケの稚魚が育ち自然産卵のサイクルが維持できる河川がふえれば、森や湿原の自然が活性化され、さらには陸と海をもめぐり、様様な自然が豊かになり、北海道の寒さの中で自然の意味や命の大切さを感じられるのではないかと思います。

 この釧路での命のサイクルを考えるにあたり、食物連鎖の生産者・消費者・分解者の関係や湿原とシャケについてまた生態系の成り立ちを構築するしくみなど、さまざまな着眼点から色々な事を知ることが出来ました。自分は茨城からきているので、こっちを研究したくてやってみて、やったかいがあったと思いました。
今後も地域について学べることがあったら、探求していきたいと思いました。
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by wakan55 | 2009-03-18 23:28  

住めば都

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3月15日の「くーちゃん」です。この日は台風並みの雨、風でした。気温も上がってきたのでいなくなるなら
今日かな、と思って挨拶に行ってきました。ところが、土砂交じりの川水の中で相変わらず快調に貝などを
とっての食事を悠々と楽しんでいました。この調子では(放流式)までいそうです。
クーちゃんが波に乗って移動するたびに50名ほどのギャラリーが上がったり、下がったりしていました。
ムーの中野社長もすっかり喜んでいて、これほどまでに盛り上がるとは思わなかった、と感激しています。
街中に生き物がいる、ということがこんなにも人にとって魅力的であることをクーちゃんが証明してくれたようです。
餌を与える人が出てこないのもすばらしいことです。
長く逗留させようと餌で釣る不届き者が出ないことを、自慢したいと思います。
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by wakan55 | 2009-03-16 12:23  

いよいよ伸び盛り。

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写真がぼやけていて申し訳ない。
本部の稚魚たちもいよいよ食事を取り始めました。これから手のかかる時期で日に日に大きくなるのが楽しみな時期になります。いまはまだ餌をとる練習といったところですが、仲間の中でとり方の上手な物がいるとそいつのまねをして餌を取る楽しみがみんなに伝わっていくようです。
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by wakan55 | 2009-03-16 12:11  

さぁー食うぞ!

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五十嵐さんちの稚魚です。
ここまで育ってくるともうお食事の時間です。
一日、一匹につきその頭分くらいの量を2~3回に分けてあげてください。
食事には排泄がつき物ですから、トイレ掃除のようなものをしましょう。水換えです。
今年は雨が降ったり、また冷えてきたりで環境の変化が激しいですね。念のため今のうちから水の汲み置きを用意しておけば安心です。

ちなみに(くーちゃん)は食欲旺盛で監視しているガードマンさんの話では一時間おきにトイレに行くといっていました。なぜわかるのか、と聞くとトイレは水の中でして、し終わったら水の中でくるくると回転するのがその姿だとのことです。やっぱり現場の人のいうことが一番ですね。
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by wakan55 | 2009-03-08 17:31  

釧路川再生の提言~環境文化体験河川「釧路川」へ向けて~

第1章 背景にある課題と活動テーマ

 本稿は、当会が何を目指しているのかをまとめている。
 当会の存在と釧路の街とは当然のことながら切り離して考えることは出来ない。
 釧路の街づくり・生活づくりをも含めた活動としてこの取り組みは設定されていて、単なる自然保護活動としては考えていない。

 「釧路」という固有の立地条件が与えられているこの風土で、我々ならびに子、孫がこの地でどう生きていくのかを当会のテーマとしている。
 我々は自然とのつながりを特に強調しながら街づくりを考えて行きたいと考えている。
 開基以来の100余年は、与えられた自然条件をいわば収奪する形で生きてきた。
 しかし無尽蔵と思われた自然は、実は限りがあった。
 我々はこの限られた条件の中で生き方を整えていかなければならない。
 いわゆる循環型社会の仕組みを作っていく必要があるのだ。

第2章シャケの会と里親運動/第3章/第4章/第5章/
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by wakan55 | 2009-03-03 17:24 | 釧路川再生の提言  

千葉家の風景

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千葉家の飼育風景です。
すっかり安らいで来るべき日のために逞しさに磨きを掛けているようです。
この環境の中で色白に育つか、色黒に育つか、楽しみです。
早いものはそろそろ餌を取れそうに見えます。
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by wakan55 | 2009-03-02 21:46  

里親の一言 Hideaki

我が家の連中約50匹は元気に育ってます。大きい奴は3~3.5cmになりました。
所要で札幌に行って、僅か1日半くらいで大体皆サイノウが殆ど見えなくなり随分と
泳ぎも達者になりました。
現在、以前飼っていたメダカの餌を日に2,3度あたえてます。


今度こそ30cmにしてチャンチャン焼きに・・・・    嘘、嘘 めんこくなってそんな気は
ありません。

思うに、ここの街に暮してる既に感受性も失ってしまっている若者や居住者たち、主に官庁の
出先機関の長、これらを何とかして興味でもいいから抱いて欲しい。
シャケの会だけでなくとも、市民発意の発想を市民自ら出来なくてはいけないし、市民にとっては
郷土愛の発露として、全く思想、イデオロギー、政党に煩わされることなく、個人の出来る範囲内で
貢献する姿が良い。
「市民運動」などと大上段に構えずにいたほうが、活動としてはなが続きするのではないでしょうか。

ともあれ、我が子達はみな元気でおります。
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by wakan55 | 2009-03-02 21:32