カテゴリ:シャケの稚魚の飼育方法( 1 )

 

シャケの稚魚の飼育方法

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①「シャケの赤ちゃんが来る前に準備しておくこと」
水槽(1リットルで1匹飼うことを目安にします。)循環式の濾過(ろか)装置・水温計・少々の石が必要です。



②「シャケの赤ちゃんに適した水温」
水温は8℃~12℃くらいが適当です。
(凍ってしまわない程度の寒さでは、生きていられますが、成長が遅くなります。温かいと良く成長しますが水性菌が繁殖しやすくなるので危険です。)



③「孵化(ふか)の際の注意」
孵出してくる時に多量の泡が出てきますが、卵の膜が水に解けて起こるものなので心配はいりません。そおっと掬い取ってください。



④「シャケの赤ちゃんが卵のときは」
実際的には、卵の状態では水の交換はほとんどいりません。 
(但し、濾過(ろか)装置が順調に働いていれば、です。)



⑤「孵化までの日数」
発眼卵は積算温度で480℃になると孵出します。稚魚になってもかなりの間は、石の間や仲間に寄り添って下の方で潜るようにして過ごします。例年だと3月中旬頃ですが、前後します。



⑥「シャケの赤ちゃんが生まれたら」
イクラ部分がだんだん小さくなってくると、泳ぐ練習をし始めます。初めのうちは斜めに泳いでいますが、だんだん水平に泳げるようになってきます。ここまで育ってきたら、いよいよ餌をあげる時です。



⑦「シャケの赤ちゃんのごはん」
餌は、市販の金魚の餌で良いのです。口が小さいので細かい餌を少しずつ一日に、2~3回やってください。一日で一匹につき、頭の大きさ分がめどになります。



⑧「水の取替え」
餌をやるようになると水が汚れるようになってきます。一週間に2~3回水槽の1/3づつかえてください。この際の水は、汲み置きして一目置いたものを使うのが望ましいです。10リットルくらいのポリ・タンクを用意しておくと便利でしょう。
(因みに、釧路の水道の水は、そのままで鮭の稚魚を飼うことのできる質を保っております。只、残念ながら春先に雨が降ったリして雪解け水が貯水池に入るようになると途端に稚魚が死ぬような質の水になってしまいます。水の都、釧路ですから通年稚魚を飼っていられる水質であってほしいものです。ともあれ一日汲み置いてから使うと安心です)



⑨「新鮮な水を保つことが大事!」
最大の要点は、酸素を豊富に与えることなので、常に新鮮な水が循環していることです。これさえ守れば、シャケは子供のうちから強い魚なので、そう心配はいりません。浄化器のフィルターをこまめに洗ってやると、水の汚れが軽くなります。



⑩「その他」
●稚魚のうちは、近眼でとり日のようですから、餌をやるときは明るくして、底に着くまでに食べられてしまうくらいづつ、上げてください。

●室温の影響でどうしても水温が高くなってしまう場合には、汲み置きの水をこまめにいれ替えてやってください。

●泳力が強くなってくると個体差がでてきます。大きな稚魚が水面でわれ先がちに餌を独り占めしますので、小さな稚魚は、なかなか餌を取りにくくなってきます。底に餌が溜まるのは覚悟して多少、多めにやるようにしてください。
その分、汚れがひどくならないようにフィルターを洗ったリ、水を入れ替えたりしてください。

●さて、いよいよ5月5日がちかづいてきます。餌は5月3日までやって下さい。4日からは餌はやらないで、冷凍庫でたくさん氷を作っておいて、その氷を水槽にいれて水温を下げていき
ます。だいたい、8℃くらいになればけっこうです。空腹にしておくと川に出てから逞しく餌を探すので、生き延びる力が開発されるようです。

●放流式当日は、雨が降っても放流だけは実施致します。大きめのバケツに稚魚と水を入れて、会場においでください。バケツに河の水を入れてしばらく慣らします。

●川にでた稚魚は、すぐには海に出てはいかないようで、7月の半ば (海水温度が13℃くらいになるまで。)までは、港の中で体力を養っているみたいです。港の中の水は汽水状態に近く、けっこうプランクトンは豊富にいるようです。この港にいる間に、匂いを学習して、今度回帰してくるときの印にしているようです。



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みんなでシャケが帰ってくるように、大切に育てましょう!!
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by wakan55 | 2015-01-23 10:30 | シャケの稚魚の飼育方法