人気ブログランキング | 話題のタグを見る

I.目 的

1. 街なかに湿原の豊かな自然を呼び込み、人と自然との共生を目指した、循環型地域コミュニティ創りを行なう
 釧路湿原の自然環境は、私たち地域住民のみならず人類にとっても大変貴重な財産です。しかし、当時の治水事業のため昭和6年に釧路川下流部に設置された岩保木水門により釧路川下流域は、本来の釧路川の自然環境とは隔絶された状態にあります。

 そこで、設置以来閉ざされたままの岩保木水門を開放し、釧路川下流域に釧路川の命ゆたかな水の流れを呼び込めば、中心市街地の川がよみがえり、河畔林が形成され、まさに駅から北大通り、釧路川、岩保木水門を経由し、街と湿原を結ぶ緑の回廊が出来上がることになります。

 これを核として、人と自然が溶け合った、21世紀型の「循環と共生のまちづくり」を、全国に先駆け、実践することができます。


2. 環境共生都市「釧路」をシンボルに、環境事業を主体とした地域の活性化を行なう
 「環境と共生する都市」を街づくりのグランド・デザインに置き、過疎化・空洞化した北大通り周辺の中心街から、旭橋〜久寿里橋〜JR鉄橋〜運動公園までの流域エリアを環境文化体験地区として活性化します。

 そこに地域住民が集い、寛ぎ、命あふれる生活を享受する。
 人は、何か人のにおいのするものがなければ集まりません。それも楽しげに寛いだ住民活動のあるところに。

 この計画は、ハードウェア(=施設・箱モノ)に依存した街の活性化ではなく、ソフトウェア(=地域住民の繋がり)による街の活性化を図り、同時に、太陽光/熱発電などの再生可能エネルギーやバイオトイレなど現在の日本が持っているエコパワーを新しい釧路の街づくりに導入することで、コンパクト・エコシティーのモデルづくりを目指すものであります。

釧路川再生による環境共生都市づくりの提案
0.はじめに
1.目的
2.計画の概要
3.懸念される問題点と、その対応
4.私たちが目指すもの

by wakan55 | 2009-12-25 12:02 | 釧路川再生による都市づくり  

<< 釧路川再生による環境共生都市づ... II.計画の概要 >>