
36回 釧路シャケの会放流会の挨拶 |
今年36回を迎える「釧路シャケの会の放流式」です。 |
今年も多くの人々のお力添えにより、釧路川の再生に向かって、成長した稚魚を旅立たせることができます。 |
ご承知のように緊急事態宣言が発布されています。この状況の中で、これまでに経験したことのない放流の集いになります。 |
残念ながら賑やかな集まりにはなりません。中止さえ考えなければならない状況になっています。 |
しかし、人間の側の都合だけではなく、私たちがかかわっているのは大きな自然の営みです。稚魚のリズムを考慮すれば、いずれにしても自然に返さなければなりません。 |
この体験を私たちは意味のあることとして、これからの活動に取り込んでいくことができるだろう、と考えております。人類が共通して体験している困難だからこそ、 |
これの解決は人間にとって何が大切なのかを原則的に明らかにするものと思います。これからの社会の共有財産は何であるのかが姿を明確にしてくる体験になるでしょう。 |
何はともあれ今回も放流を実施できることは貴重な経験になるものと思います。今後も「いい川づくり」に向かって地道な活動を継続して行きたいと考えています。変わらぬご指導、ご協力をお願いして36回放流式の挨拶とさせていただきます。 |
2020年5月5日 釧路シャケの会 |

# by wakan55 | 2020-05-22 19:40